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今日もおっちゃん来るかなー
2009 / 10 / 29 ( Thu )
◇ 心霊ちょっといい話 ver.15 ◇
anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251510512/l50

330 名前: 1/2 [sage] 投稿日: 2009/10/28(水) 10:20:26 ID:7vLPeM040
長いと怒られたんで分ける。

半年位前のことなんだが。
今のアパートは所謂「出る」という噂のあるワケアリ物件。
だが私は自他共に認める0感体質、恐怖より破格の家賃に惹かれて一年前に入居した。
 
 
 
で、この部屋の台所の壁の一角に、変な形の染みがあった。
人間を逆さまに吊るしたような形で、0感の私もこれは流石に気味が悪く、
好きなアーティストのどでかいポスター(畳一畳分くらいある)を貼って
隠すことにした。

しかしこのポスターが、
金曜日の深夜0〜1時頃になると必ず左上がペロン、と剥がれるんだ。

何度画鋲を刺す場所を変えても、両面テープと画鋲を併用しても、
金曜日の深夜0〜1時頃になると必ず剥がれる。

そして剥がれてから小一時間くらいの間、怪音(ラップ音?)が鳴り始め、
台所の食器棚の引き出しが勝手に開いたり、棚の奥に入れてあるお椀とかが
床に落ちたりという怪現象が起こる。

本当に毎週金曜日の夜に必ず起こるので、怖くなって
「見える」という友人に見てもらったことがある。

そしたら、年配の男の人の霊がいる、と言われた。

ところがここが0感体質の凄さと言うのか、最初こそ怖かったが
私はだんだん慣れてきて、金曜日の深夜になる度に
「あー、今日もおっちゃん来るかなーw」と、怪現象を楽しむようになっていた。


331 名前: 2/2 [sage] 投稿日: 2009/10/28(水) 10:21:23 ID:7vLPeM040
で、件の半年前。
その日は恒例の金曜日だった。

私は在宅の仕事をしている。その夜も仕事が一段落し、ちょっと
休憩するかーと背伸びをした瞬間、腰にビシィ!!!と凄まじい激痛が走った。

床に倒れこみ、あまりの痛みに立つことが出来ず、机の上の携帯を取ることさえ出来ない。
その内激痛で身動きすら出来なくなり、声も出せず正に瀕死の状態に。

どうしようどうしようとパニクっていたら、外で救急車の音が聞こえ、
玄関を開けて救急隊の人が駆け込んできた。

そして私は病院へ運ばれた。診察の結果、椎間板ヘルニアだと判った。

搬送中はとても話が出来る状態ではなく、
落ち着いてから救急隊の方に事情を聞かれた。

「お父さんと同居されているんですか?」

と尋ねられたので「いえ、私は一人暮らしです」

と答えた。

そしたら隊員の方は(゚д゚)?な顔で

「おかしいですね、確か年配の男性の声で119番通報があったんですけど…」

と首をかしげた。

更に聞いたら、玄関は鍵もチェーンも掛かっていなかったと。
いや、その日は仕事の打ち合わせから帰宅した後、間違いなく鍵とチェーンを掛けた。
その後外出していないし、お手洗いに立ったときも確かに掛かっているのを見ている。


2ヶ月の入院の後、退院して部屋に戻った。やはりポスターは左上が剥がれていた。
私はカップ酒を買ってきて、おつまみと共にその壁の前に供えた。

そして「おっちゃん、ありがとうな。おかげで助かったわ。」と言って、手を合わせた。

以後、怪現象は一切起こらなくなり、ポスターが剥がれることもなくなった。
一度ポスターを外してみたら、人の形の染みは薄くなっていて、今ではほぼ消えてしまった。

おっちゃんが誰だったのかは遂にわからなかったけど、今も感謝している。
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