親に感動させられたヤシ
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279 名前： 名無しなのに合格 投稿日： 2009/03/13(金) 23:50:07 ID:BpC4hVp6O

おれは現役、一浪と医学部に落ちて、もう後がなくなっていた。
二浪目させてもらうときに「医学部挑戦するのはこれで最後にするから！」
てことでなんとか最後のチャンスをもらった。
　

　
　
なのに、決死の覚悟で挑んだセンターもさえない点数。
どこの医学部もＤかＥ判定。

完全に弱気になって、親に

「予備校代も食費も入れるからもし落ちたらもう一年がんばりたいねん…」

て言った。

そしたらおかんが

「何言ってんの!!??これで最後って言ったじゃない!!!!
　甘ったれんのもいい加減にしなさい!!!あんたのことなんかもう知らんわ!!!!!
　落ちたら就職しなさいよ!!!!」

て思いっきり突き放された。

悔しくってそれから猛勉強した。
朝も夜もなく、熱があっても吐いても勉強しまくった。

そしたら、奇跡的に医学部に受かった。「へへっ、どんなもんや!!」て思ってた。


281 名前： 名無しなのに合格 投稿日： 2009/03/13(金) 23:52:51 ID:BpC4hVp6O

でも、そんなおかんもおれが合格してからほどなく、逝ってしまった。

通夜の席で塾の経営してて、俺の応援もしてくれてた
親戚のおっちゃん(おかんの弟)と話す機会があった。

(おっちゃん)
「おかあさん、残念やったな。でもな、君の医学部合格、一番喜んでたんはお母さんやったよ。
　おっちゃん、君のお母さんにずっと相談されとったんや。君がどうすれば合格できるかなって。

　君が三浪目をお願いしたことがあったやろ。
　あの後も、お母さんは病気でしんどいのを隠して、君がもう一年頑張れるように必死でパートして、
　君のお弁当作って、くるしい家計を支えながら、三浪目ができる準備をしてたんやで。
　あきらめきれない君をみて応援する準備をしてたんや。

　君が少し自分に甘いことも、負けず嫌いなこともお母さんはよく知ってた。
　だから、君がやる気になるようにいつもどういう風に声かけようか悩んでたよ。」

自分の浅はかさに情けなくなって、恥ずかしくって、
でもこれ以上ないほど感謝の気持ちでいっぱいになった。

迷惑ばっかりかけて、うまいもんも食べさせてあげることもできずに、
お別れしてしまうことが許されるのかな。今も思い出すたびに辛くなる。

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