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約束
2007 / 09 / 14 ( Fri )
日本びいきの外人を見るとなんか和むPart67
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1189065113/l50

731 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/13(木) 00:13:22 ID:pTwC+efk

ぶった切って失礼します。
カンボジアPKOの話が出たので、ROMってた者だけど書いてみる。

自衛隊がカンボジアに行った年の翌年、観光に足を伸ばした印度のある町で。
 
 
 
その町から日帰りで行けそうな、目当ての遺跡のある町への鉄道チケットが
取れないかと、ツーリストインフォメーションでいろいろ聞いていたところ
後ろから声を掛けられた

「日本人か?」

振り返ると背丈190cmはあろうかと思われる、サングラスにワイシャツ・綿パン、
オールバックで髭まで生やした印度の偉丈夫。

「○○まで行きたいのか?」

…てっきり観光地によく居ると噂に聞いた
ヤウ゛ァイ人…にしては英語が丁寧で、様子も良い御仁。

「ちょっとこっちについて来なさい」

インフォメーションをちらりと見ると、係の兄ちゃんが
「んだんだ、そうすっとええだ」みたいなスマイル。

半信半疑でついて行くと、駅のチケットオフィスへ。

当時まだ、外国人用と自国民用で切符売り場は分けてあったのだが
ずんずんと脇のドアからチケットオフィスの内側へ。


732 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/13(木) 00:15:33 ID:pTwC+efk

承前。

その印度の偉丈夫は何やら中年の駅員と話している。

すると駅員がこちらを見て

「明日の朝7時に出る急行がある。
 帰りは特急で向こうを16時発、ざっと6時間は見物が出来るだろう…○○ルピー」

予想より遥かに安く、予約も入れていないのに急行+特急で発券してしてくれた。

謝意を呈すると偉丈夫氏、にこやかに

「まあ、明日無事に帰ったらにしておくれ」


翌日、目的の遺跡を堪能して戻ると、
インフォメーションの兄ちゃんの横に居た偉丈夫が微笑んで待っていた。

改めて謝意を呈するとはにかんで

「いや、実は去年カンボジアに行っていてね…」

この偉丈夫氏は地元の警察官。
印度からカンボジア派遣の文民警察官として行っていた際に
にわかに虫垂炎に襲われて苦悶する羽目になった。

最寄りに駐屯しているのは日本の自衛隊。
電話で照会するとわざわざ車輛で迎えに来てくれた。

自衛隊の軍医による手術は成功、その後しばらく
自衛隊のところで御世話になっていたらしい。


更に続く。


733 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/13(木) 00:19:07 ID:pTwC+efk

「ジャパンのアーミーは、素晴らしい連中ばかりだった…
 臥せっている、ゆかりも無い外国人の自分に、必ず誰かが付き添ったり、
 話をしに来てくれた。嬉しくて、特に親しくなった隊員に自分の○○
 (残念ながら、この品物が何だったのかは忘れました)を贈ったところ、
 彼はいつも掛けていたサングラスを呉れた…

 以前冗談で、サングラスを誉めて借りて掛けてみた事があるんだ…

 『御礼にお返しは必要ありません、あなたの、いつも使っているものでしょうに!』

 と言うと、

 『御礼の品は受け取れませんが、
  我々の友情の印に、御互いの愛用品を交換させて頂けるなら嬉しい』

 と彼は言ったんだ。

 『他に出来る事はありませんか』

 と聞いたら、

 『貴方がもし、日本人が困っているのに遭遇したら親切にしてあげて下さい』

 と言っていた…

 だから、君を見た時に何か出来ないかと思ってね…
 こんな事では返しきれない友情を、日本の友人は示してくれた、だから御礼なんて」

必死に単語を並べ立てて、御礼を言ったおいらにその人は最後にこう言った。

「それじゃあ、日本で印度の人間に会ったら親切にしてやってくれ、
 そしてそいつには『次に会った日本人に、そうしてやってくれ』
 と伝えて欲しい…」。


その後、帰国して印度の人とは何人か縁もあったが、
そう伝える事になった人はまだ居ない。

けれどもこの約束を果たすのには、やぶさかではないつもりでいる。

…長々、昔話で相済みません。



インドでわしも考えた
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